PC買い取りなどができないパソコンを廃棄する際には、パソコンは重要な資源でもあるので資源有効利用促進法に基づいて廃棄・処分しなければなりません。このようにパソコンをリサイクルする上で様々なことが関わってきます。そんなパソコンのリサイクルについてご紹介いたします。

資源有効利用促進法とは

資源有効利用促進法とは資源が大量に使用され、廃棄処分されることを抑制し、リサイクルによって資源の有効利用を目指すために平成3年4月に定められた法律です。

平成12年6月に大幅な改正が加えられ、その後に平成13年4月に業務用パソコン、平成15年10月には家庭用パソコンの回収、リサイクルを義務付ける改正が行われました。対象となるものは「デスクトップパソコン本体」、「ディスプレイ」、「ノートパソコン」です。

デスクトップパソコン本体のリサイクル

デスクトップパソコン本体には主に筐体、CPU、RAM、ハードディスクなどのユニットなどによって作られていて、それぞれ鉄やアルミ、金や銅、パラジウムなど様々な素材で作られています。廃品回収した後は分解され、再資源化されます。

ディスプレイのリサイクル

現在主流の液晶ディスプレイは液晶ユニットとプラスチックなどに分解され、一昔前に主流だったCRTディスプレイは、ガラス、ブラウン管、プラスチックなど、様々な部品に分解されて、再資源化されます。

ノートパソコンのリサイクル

ノートパソコンにも様々な部品が使われていて重要な資源として扱われていますが、ノートパソコンにはデスクトップパソコンにはない「小形二次電池」と呼ばれる資源の回収、リサイクルが義務付けられています。

小形二次電池とは充電して繰り返し使うことが可能な充電式電池のことで、ノートパソコンにはバッテリーとして使用され、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、小型シール鉛蓄電池の4種類が対象になります。

再資源化までの流れ

回収された部品が再資源化されるまでの流れをご紹介いたします。まず、搬入されたパソコンは手作業で基板、ユニット部品、液晶、ケーブルなどの大きなパーツに分解、分別しますが、この時点で再利用可能なものは検査、機能アップという過程を経て、保守部品となります。

そして、この分解されたパーツごとに鉄やアルミ、銅などの金属やプラスチック原料などに再生し、様々な製品の材料として再利用されるのです。

ナクトでは大阪市、神戸市を中心にパソコンやコピー機などのOA機器の廃棄・処分、PC買い取りを行っております。OA機器の廃棄・処分では、資源有効利用促進法や廃棄物処理法などの廃棄物に関する法令を厳守し、再資源化やリサイクルにも取り組んでいます。

また、IT専門のスタッフがお客様の立会いのもと、磁気照射や物理的破壊などの方法を使って、完全にデータ消去をするので安心して廃棄することが可能です。無料見積りも随時行っておりますので、大阪でのOA機器の廃棄やPC買い取りでお困りでしたら、ナクトまでお気軽にご相談ください。